山梨人が伝える、ヤマナシのいい味・いいモノ・いい処

やまなしコンシェル

  1. TOP>
  2. 記事一覧>
  3. 日本一の鳴竜!!
★

2017/

6/8

11744view

【甲府市】甲斐善光寺

日本一の鳴竜!!

  • 甲府周辺

    文化

巨大な山門

巨大な山門

まずはお寺の入口、山門から。
真ん中で上を見上げているのは一緒に行った内田さんです。
どれだけ門が大きいかよくわかると思います。
門の前は細いですが道になっており、普通に車が走ります。
ちょっと危険なのでご注意下さい。

これまた巨大な金堂

これまた巨大な金堂

山門を進むと中庭があり、正面にはこれまた大きな金堂があります。
大きさはなんと総高27メートル、総奥行49メートルもあります。
文化財指定木造建築物として、日本でも10本の指に入るそうです。
入口の階段上までは下足で登ります。
金堂に入る時に靴を脱ぎます。スリッパも用意して下さってます。
入って右側で拝観料を払い、いよいよお目当ての鳴竜とご対面です(゚∀゚)

鳴竜とは?

鳴竜とは?

金堂中陣天井には巨大な2頭の竜が描かれております。
私の未熟な撮影技術のせいで、1頭しかうまくカメラに収められませんでした(>_<)
『鳴竜』って何?という方のために簡単に説明すると、床と天井とで平行に向き合った面の場所で手を叩くなどの音を発した時に、往復反射で音が鳴ります。
場所によって鳴る音は変わるそうで、善光寺では「ブルブル」と、まるで天井に描かれた竜が鳴いているように聞こえる事から鳴竜と呼ばれるそうです。
また、不思議なもので、竜の鳴き声も天井に描かれた下の場所でしかその音は聞こえません。すぐ近くに居ても竜の下では無い場所では鳴き声は聞こえません。逆に、少し離れた場所でも竜の下であれば鳴き声が聞こえるんです。
「嘘だ!!」と思う方もいると思います。が、百聞は一見に如かず。是非試してみてください!!!

お戒壇(かいだん)めぐり またの名を胎内めぐり

お戒壇(かいだん)めぐり またの名を胎内めぐり

『お戒壇めぐり』とは、単純に分かり易く言うと、真っ暗な闇の中を体験する事です。ビックリするくらい、本っ当~~~に真っ暗です。何にも見えません。
恐る恐る壁伝いに奥へ進むとカギ(錠前)があります。
カギをさわる事で仏様と縁を結び、極楽へ行けると言われています。
ある説では75日寿命が延びるとか、幸せになれるなどとも言われているそうです。
暗闇の通路は『心』という字を模っているとの事で、カギは御本尊様の真下にあるそうです。
暗闇に入り1度死を体験しカギに触れ地上へ戻る事で、新しい自分への生まれ変わりを意味しています。
「暗闇の中では、皆、平等なのです。」お寺の方に教えて頂きました。
音の無い暗闇の中では、目が見えない・耳が聞こえない。
普段の生活では味わう事のできない貴重な体験をさせて頂きました。
鳴竜と同様に是非ともこの戒壇めぐりを体験してみてください。

  • 戒壇めぐりの中の感じ
  • 戒壇めぐりの中の感じ

    戒壇めぐりの中を撮影する事はできませんので、あくまで私のイメージです。
    まさにこんな感じです。目の前にある自分の手すら見えません。真っ暗です。

  • ありがたいお言葉
  • ありがたいお言葉

    金堂の通路の途中に貼ってある言葉です。
    天海大僧正という方のお言葉だそうで、私も今後の人生において注意したいと思います。

百聞は一見に如かず!!

百聞は一見に如かず!!

甲斐善光寺さんを取材させて頂き、この記事を掲載しおりますが、ぶっちゃけまだまだ書き足りません。もっともっと載せたい内容が山ほどあります。
が、私の稚拙な文章力では、あまりダラダラと書いても読み辛くなってしまうと思います。
実際に『甲斐 善光寺』を訪れ、体験して頂きたいと思います。
日常では味わう事のできない体験が沢山あります。
今回、お話をして頂いた渡辺さんもとても気さくで温かい方でした。
どうもありがとうございました。
「お寺って話を聞きながら見ると、とても面白いんですよ。」
新しい発見も色々とありました。
例えば、皆さんが知ってるチョビ髭の源頼朝。
本当はあの絵の人は源頼朝じゃないんだとか(本当の頼朝、善光寺の宝物殿で見れます)、武田信玄が川中島の合戦で信州善光寺の焼失を恐れて甲斐善光寺を作った等々、この場では語り尽せません。
歴史にあまり興味の無い方でも、絶対に楽しめます。
是非とも1回、甲斐善光寺へ行ってみてください!!

スポットデータ

住所山梨県甲府市善光寺3-36-1
電話番号055-233-7570
URLhttp://www.kai-zenkoji.or.jp/
やまなしコンシェルfacebookページ